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第7回 深場釣りのススメ by テル岡本【アカムツ1】

深場釣り

2キロ超の大物に破顔一笑の著者

 

 3番手は近年「ノドグロ」の俗称で世間一般にもその名が知れた高級深海魚のアカムツ。北は東北青森から西は紀伊半島~四国沖まで、本州の広い範囲で遊漁が行われる、最もメジャーな深海ターゲットだ。

 

【アカムツ】……スズキ目ホタルジャコ科
分布:福島県沖・新潟~鹿児島。西部太平洋、東部インド洋

 

 その名のごとくメタリックレッドに輝くボディと大き目の胸ビレが印象的。口腔内・腹膜が黒い。多くの個体の口腔内にタイノエの一種が寄生している。

 

 ムツの名が付いているが、ムツやクロムツとは異なるホタルジャコ科に分類される。日本海側では「ノドグロ」の呼称が一般的。旅&グルメ番組や本によってこの名が世間一般に広がり、釣りの世界ではそれまで「ノドグロ」もしくは「ノドクロ」と称されていた標準和名「ユメカサゴ」との混同、混乱が発生した時期も。

 

 雄と雌で寿命が異なり、頭の角張る雄の最高年齢が5歳、成魚でも20センチ程度が多く、25センチを超す個体は稀とされる。対して雌の寿命は10歳程度。長命の分、50センチ以上、2キロまで成長する。

 

 ちなみに40センチ、1キロ以上がメーンターゲットの東伊豆~南伊豆沖深所の釣りでは雄が姿を見せることは滅多にない。伊豆沖アカムツ釣歴40年の筆者も、これまでに雄は富戸沖で1尾しか釣り上げていない。

 

 成魚は水深350メートル前後の砂泥・砂礫底が常棲帯だが、初夏~晩秋は産卵のため200~250メートルに移動・集結。夜間は浅みに移動する傾向。また、若魚は100メートル前後と比較的浅い場所にも分布。この水深でも時に大型が姿を見せるが、深所と比べ個体数は圧倒的に少ない。

 

 水圧変化に強く海面下まで抵抗を続ける上、口周りがもろくハリ外れしやすい。稀に浮かぶ個体もいるが、多くは泳ぎ去る。水深を変えることで周年釣ることが可能だが、各地の乗合船は夏~晩秋が中心となる。

 

釣果

深場用タックル

 現状使用オモリにより、大きく分けて「深所用」、「浅所用」の2パターンがあり、今回は「深場用」を解説する。春先の深所や静岡県石廊崎沖などで使用する250~300号オモリに対応するタックルだ。

 

【ロッド】……150~250号表示のグラスチューブラー素材の深海専用ザオ2~2.4メートル。オモリに対してやや負け気味が基本。前述の通りハリ外れしやすいのを踏まえ、食わせるための底叩きを大前提に据えつつ、ショックアブソーバー効果も重要。相反する要素を兼ね備えた物をセレクトしなければならない。ミヤエポックコマンドXディープドラゴン」、アルファタックルディープインパクトTERUスタイルRT0」などが深場のアカムツにマッチする。

 

【リール】……高強度PE6号700メートル以上のラインキャパシティを持つ中型電動リール。巻き上げ中に微調整の効く「ドラグアシストレバー」搭載の「コマンドX4C」、スムーズに滑ってバラシを抑える「多板式ドラグ」と「釣力コントロール機構」が搭載された「ディープマスターAT3」などがお勧め。

 

【仕掛け】……胴突き4本バリが基本。ハリス10~12号1メートル、ミキイト16~18~号1.8メートル、ステイト10号1.2メートル。仕掛け上端のヨリトリ器具に縄切り防止のロングチェーンを接続し、小型水中灯を配す。

 

 発光体はアカムツ釣りの必需品明らかに釣果に差がでる。サメが多い場合もカラーや光量、発光パターンを変えることでアピールを抑えながら、極力使用したい。

 

 ハリは特殊形状で外れ難く、長いハリ軸が歯によるチモト切れを大幅に軽減する「ホタ鈎」の16号がイチ押し。筆者が特注生産していた廃番漁業バリを藤井商会が商品化。深海釣りでの有効性が口コミで広がり、複数のハリメーカーが復刻生産に至った実戦型の深海バリだ。

 

 他には「細軸の丸型ムツ19号」も細軸の軽さ=食いのよさと、大きなアーチでハリ穴が広がっても外れ難い=バラしづらさのバランスがよく、お勧めだ。

 

【深海バケ】……素バリと同様、「フジッシャームツ毛鈎」のホタ16号、もしくはムツ19号。「ミヤフラッシャー深海針」なら16~18号。紫、橙、濃緑の基本3色に高水温時の突出はしないがオールマイティの白(蛍光紫)の4色が基本だが、低水温時に有効な紅やピンクを持参すれば万全。近年伊豆沖では橙が最も安定した釣果をみせる。<次回へ続く

 

【第6回 深場釣りのススメ オニカサゴを解説2】
【第8回 深場釣りのススメ アカムツを解説2】

 

釣行記事一覧はこちら → /contents/choko_kiji/lists

 

【アカムツ特集】白身魚のトロ!? ノドグロを釣っちゃおう!


関東・静岡アカムツのオススメ船宿!

 

 

福徳丸(ふくとくまる)

アカムツ激アツの福田港から出船!

アカムツの好漁場で知られる遠州灘は福田港から出船。福田港内のアカムツ船のなかでは他船に負けない自負があるという寺田船長は遊漁歴25年以上のベテラン。アカムツ狙いには一家言ありの船宿です。

福徳丸(ふくとくまる)

爆釣ポイント☆遠州灘でアカムツプラン

釣楽価格: 13,000円 / 人

静岡エリア福田港
車: 東名高速道路・袋井ICから約12km
電車: 磐田駅(JR東海道本線)

治久丸(はるひさまる)

アカムツ・カイワリの専門船!

東伊豆でアカムツとカイワリを専門とする船宿です。釣り人の案内人としてこだわりがあり、お客様の安全と満足度を第一に考え、家族連れや初心者の方、女性の方々にも存分に楽しんで頂けるようなアットホームな雰囲気があります。

治久丸(はるひさまる)

(午前)アカムツ釣りプラン

釣楽価格: 11,000円 / 人

東伊豆エリア宇佐美港
車: 熱海海岸自動車道・熱海ビーチラインICから約17km
電車: 宇佐美駅(JR伊東線)

直正丸(なおまさまる)

1人から出船可能大型期待のポイント!

起伏が激しくすぐに深くなる急峻な地形として釣り人の間で人気の東伊豆から出船。宇佐美、伊東、富戸、赤沢あたりをポイントとしている直正丸さんは2013年から遊漁船をスタートした元職漁船で、ポイント開拓も熱心。大型アカムツも期待できます!

直正丸(なおまさまる)

(1人~出船可能!)今季絶好調☆アカムツ狙いプラン

釣楽価格: 12,000円 / 人

東伊豆エリア宇佐美港
車: 熱海海岸自動車道・熱海ビーチラインICから約17km
電車: 宇佐美駅(JR伊東線)

富丸(とみまる)

アカムツ狙いの格安プランで出船!

魚種の豊富な真鶴沖ならではの根魚から中深場釣りの各種高級魚をターゲットにした釣りを案内している老舗船宿。アカムツは周年で出船中。午前と午後のプランがあり、都心方面からの電車釣行にも便利です。

富丸(とみまる)

さくっと午前船で楽しむ☆高級魚アカムツ釣りプラン

釣楽価格: 8,500円 / 人

午後船でゆったり楽しむ★高級魚アカムツ釣りプラン

釣楽価格: 8,500円 / 人

相模湾(真鶴)エリア真鶴港
車: 真鶴道路・岩ICから約1km
電車: 真鶴駅(JR東海道本線)

 

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