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東京湾の初夏の風物詩♪ 夜アナゴ徹底攻略

東京湾の初夏の風物詩と言えば夜アナゴ釣り。例年、4月中旬くらいから始まり、7月いっぱいまで狙える。シーズン初期は小型の数釣り、梅雨に入ると大型狙いになることが多い。数年厳しい状況だったが、昨年は上向きの傾向。
ここでは初心者向けにタックルや釣り方を解説する。

ゲーム性の高い釣趣。時合いに勝負

アナゴの釣り方は大まかに、小突き釣りチョイ投げ釣りに分けられる。

小突き釣りは、文字通り仕掛けを船下に落とし海底をオモリでトントンと小突く。音と舞い上がる砂と泥の煙幕で寄せて食わせる。日没前後の時合いなど、船下に魚が寄ってくる時に有効。比較的活性の高い時や魚の数が多い時は、手返しよく釣れるので威力を発揮する。

チョイ投釣りは、仕掛けをキャストして広く探りを入れる釣り方。活性が低く寄りが悪い時や食い渋り時にも、じっくり食わせられる。小突いて釣れない時にぽつぽつと拾える時が多く、比較的安定した釣法。

置きザオで数本のサオを巧みに操り、好釣果に結びつけるベテランをよく見かける。まねてみたくなるが、実際は手元の暗い夜釣りで、複数のサオを操るには、釣り座や潮の状況なども含めそれなりの経験が必要。

混雑時には船の4隅(両舷のミヨシとトモ)、速潮時には潮先でしかできないことがネックとなる。慣れないうちは1本ザオ、空いている場合でも2本ザオまでにして、ていねいに釣るのが賢明。

1本ザオではチョイ投げと小突き釣りの併用、2本ザオでは小突きとチョイ投げ釣りを行い、有利な釣り方を見つけながら釣るのが得策。

このほかに手バネザオを用いた伝統の釣り方はあるが、習得に時間と根気が必要になりビギナーには不向きだ。

アナゴ

東京湾の夜釣りの代表格・アナゴ

短ザオが有利

アナゴタックル図【サオ】……小突き釣りメーンに行う場合は1.2メートル前後の専用ザオが使いやすい。チョイ投げや併用する場合は25号までのオモリを背負える短めのキス用、カレイ用などがいい。いずれも穂先の感度に優れる先調子のものが仕掛けを動かしやすく、アタリが分かりやすい。

【リール】……小突きなら軽量の小型両軸が使いやすく、カワハギ釣りなどで使用する船釣り小物用のほか、ソルト対応のベイトキャスティングリールが好適。チョイ投げ主体や兼用するなら小型スピニングリールが使いやすい。ギヤ比が高く高速巻取り可能なものがこの釣りに向いている。

ミチイトはPEラインの0.6~2号くらい。0.6号程度の細イトは潮切れがいい半面、暗い所で見にくく細イトゆえのトラブルが起こりやすい。慣れないうちは1.5号前後が無難で、100メートル巻いてあれば十分。サキイトは必ず結んでおこう。フロロカーボンラインの4~5号をサオの長さ分結んでおくとライントラブルを回避しやすい。

ちなみに2本ザオで狙う時は、左右同一の道具立て、同じ太さのミチイトを使用すると手前マツリしにくい。なおかつ、2本同時に小突く場合にリズムが合う。アタリや取り込みも感覚が狂わず釣りやすい。

【仕掛け】……吊り鐘型のオモリを用いた1本バリか2本バリ仕掛けが基本。小突き及びチョイ投げの両方をカバーできる。

天ビンはさまざまなタイプが市販されている。アナゴを看板に掲げる船宿のほとんどでオリジナル天ビンや仕掛けを販売しているので、これを買うのが無難だ。

オモリは15~30号までを潮の速さによって使い分ける。直前に船宿に確認するといいだろう。

ハリスは4~6号が標準で、太くても食いは変わらないので、さばきやすい5号が有利。長さは7センチ前後を基準として長くても10センチくらい。

吊り鐘オモリで2本バリの場合は5センチ、7センチと段差をつけるといい。2本バリで狙うと一方のエサが取られても、もう一方のハリで釣れるメリットがある。

だが、両方のハリに魚が掛かった場合には外しにくいほか、遊んだハリを手に刺してしまう恐れもあるので、釣り自体に慣れていない人は、1本バリが無難。

ハリスに通すビーズや蛍光パイプは集魚というより、アナゴがグルグルと巻きついてもヨレないための工夫。どちらかを好みで選ぼう。

また天ビンやオモリの上部に付ける発光体や小型の水中ランプはなくても釣れるが、巻き上げの目安となるので付けておいた方がいい。

ハリはウナギバリの10~13号または丸セイゴの11~13号が一般的。

【エサ・付け方】……エサは青イソメがメーン。ニオイで誘うサンマやイワシの切り身を併用すると効果があることも。青イソメは縫い刺し、または3センチくらいの長さに切ったものを房掛けし、団子状にする。

意外と冷えるので防寒対策を。小型ライトも持参

【服装】……日中は暑いくらいでも、夜の海上は予想以上に気温が下がることがある。また風のない日は夜露が降りることがあるので、防寒対策は万全に。薄手のジャンパーやレインウエアなど風や水を通しにくい上着を持参し、帽子もかぶったほうがいい。

【ライト】……この釣りは、日没とともに船上ではライトが点灯。釣りに差し障りはないものの、オマツリほどきや仕掛け交換などで明かりがほしい場合がある。小型のヘッドライトがあればベストだが、ワンタッチでポケットや上着に取り付けられる小型LEDライトを持参すると便利。

【フィッシュホルダー】……アナゴはウナギ同様にヌルヌル、クネクネしており、デッキに落とすとなかなか素手でつかめない。タオルでつかむ手もあるが、一回でヌルヌルになり、その後が使いづらい。
そのため、トゲ魚や毒魚をつかむ時に使用するフィッシュホルダーが役立つ。

【タワシ・爪ブラシ】……この釣りをしていると、茶色いモズクのようなものが仕掛けやミチイトに絡みつくことがある。これは赤クラゲの触手で、毒があり目や皮膚の柔らかい部分に付くとヒリヒリして大変なことになる。
また、仕掛けや特にエサに付くとアナゴの食いが極端に落ちる。仕掛けに付いたものを除去する際、水を付けたタワシや爪ブラシを用いてゴシゴシこすると簡単に取れるので持参するといい。

夜アナゴ釣り攻略法

夜アナゴ【小突き釣り】……小突きは1秒間に1回オモリが底を叩くくらいのリズム。ストロークはハリス分(5センチ)以下が基本。潮が速くオモリが浮き上がる場合や海底が砂泥底でオモリが潜るような場所では、無理に海底を叩かずオモリが立つ、寝かすを繰り返すくらいでいい。

(右)滑りやすいので手袋を使うのも一手。

活性が低い時は、ミチイトが張ったり緩んだりする程度の小突きが有効なことも。いずれにしても小突きのリズムや幅は、サオの硬さや潮の流れ、釣り座、アナゴの活性などによって変わってくるのでベストなパターンを見つけたい。

そして10~20回小突いたら止め、オモリを海底から10センチくらい静かに聞き上げ、静止しアタリを聞いてみる。アタリは不鮮明なものが多く、モゾやフワッとサオ先に変化を感じる程度。

小突きの最中に違和感があった時も同様で、10センチくらいスッと軽く持ち上げて止める。フワフワとサオ先を上下させたり、食い上げた時がアワセ時で加速をつけるように大きくサオを立てながらリールを高速で巻く。

アナゴは口が硬いので即大アワセを入れるのがセオリー。だが、アワせた反動でイトが緩むと仕掛けにグルグル巻きになることがある。アワセは強くではなく、大きく行うことが重要。

アナゴ【チョイ投げ釣り】……仕掛けをアンダースローで投入し、ポイントを広く探る。食いがいい時は、シロギス釣りのように仕掛けを引きずり、時どき止めてアタリを待つ。反対に食い渋り時は、カレイ釣りのようにじっくり待つ。小突き同様に食いつく間を作ることが大切で、仕掛けを引いて止める時にサオ先を激しくシェイクして仕掛けをアピールするのもいい。

アタリはオモリとエサが海底に着いているので、アナゴが自由に捕食しやすく明確な場合が多い。ブルブルやグングンあるいはモワンモワンとサオ先を動かしてくることがほとんど。アタリがきたら、ひと呼吸おきギューッと大きくサオを立てながらリールを巻く。置きザオも同様で聞きアワセのスピードを速くしたほうが掛かりはいい。

巻き上げは、段差をつけずに高速でリールを巻きサオを立てて取り込む。アナゴの頭のすぐ後ろをギュッとつかみ、絡まれないようにハリを外す。その際、2本バリ仕掛けだともう一方のハリを手に刺しやすいので十分注意。アナゴはヌルヌルしていて、クネる力が大変強い。慣れないと素手でつかみにくいため、準備編で記したフィッシュホルダーなどを利用するのもいい。

釣った魚はバケツに入れておくが、海水を入れない。アナゴは酸欠や水温の変化には弱いが、空気中では結構長生きする。アナゴは船上か船宿でさばいてくれる。

【ワンポイント】……この釣りは実釣時間が短い。ハリを飲み込まれて外れない場合は、カワハギ釣りと同様にハリスごと外し、新しくハリ先の鋭い替えバリを付ける。

赤クラゲと並び招かれざる客がヒトデ。これが食ったエサは食いが落ちるので赤クラゲが付いたエサ同様に交換する。反対にアナゴの掛かったエサはそのまま付けておき、新しいエサを追加すると食いがいい。

【最後に】……夜アナゴはキスとのリレー釣りが盛ん天ぷらダネを2種類狙える人気の釣り物で、ファミリーフィッシングに最適だ。ただし夜間航行は危険を伴うので、ライフジャケットの着用はもちろん、航行中の歩行は避け、安全にナイトフィッシングを堪能していただきたい。

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