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ムツ ムツ科

 

 ムツ科に属する海水魚。体長は五十センチに達する。東北地方から九州地方にわたって分布し、水深300~500メートルの深所にすむ。

 和名のムツは東京都・神奈川県・山口県のほか、日本各地における一般的な名。ほかに、宮城県でロク・ロクノウオ、富山県でカラス、神奈川県でツノクチ・ムツメ・メダカ、和歌山でオキムツ、四国地方でモツ、山口県でノドクロ、福岡県でカナムツ、佐賀県でカッチャムツ、長崎県でメバリという。また、幼魚は内湾の浅所にすみ、東京都・神奈川県でヒムツ、神奈川県でオンシラズ、福岡県・鹿児島県でクジラトウシ、鹿児島県でムツゴロウと呼ばれている。

 眼が大きく、口が尖り、下顎は上顎より長い。背鰭は二つにわかれる。成魚の体色は紫黒色であるが、幼魚では淡黄褐色をしている。また、成魚の口内の色は青黒色で、幼魚のは白い。鱗は大きく、幼魚では、はがれやすい。
 産卵期は十月から翌年の三月までの間で、この時期に親魚は浅所に移動する。卵からふ化した後、幼魚時代は内湾の浅所にすむ。
 肉は冬においしく、特に卵巣は美味とされている。
 近縁種としてクロムツが静岡県水産試験場伊豆分場から報告されている。体形・鰭式はムツと同じであるが、鱗がムツよりもやや小さく、体色がムツよりもさらに黒っぽい。産卵期は三~四月でムツよりも少し遅い。
 釣り人の間では、ムツ・クロムツを一緒にしてクロムツと呼び、他種のアカムツ、シロムツと区別している。アカムツは色が赤っぽいだけで体型はムツそっくりで、刺身にしてクロムツよりも美味といわれている。クロムツの抱卵は冬から春だが、アカムツの抱卵は九月ごろのようである。
 またシロムツと呼ばれている魚は銀白色の平たい体型で、実はムツ類ではなく、オオメハタ類の魚で、釣り人がそう呼んでいるだけだということである。

 

釣りのワンポイント

胴突仕掛けの深場釣りの典型。活きイワシかイカ、サバ、サンマの切り身をチョン掛けにして底まで下ろす。少し底を切った方がよい。アタリはかなり明確。

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