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第21回 深場釣りのススメ by テル岡本【アコウダイ1】

アコウダイ/テル岡本

次つぎに浮上する提灯行列は圧巻。

大型は80センチ7キロ超え! 周年釣り可能なアコウダイの生態

アコウダイ/テル岡本アコウダイ
スズキ目メバル科
Sebastes matsubarae
分布: 青森県~静岡県


 日本固有種。体色は一様に橙色だが、成魚では墨と称される不定形、不定位置の黒斑を有する個体も。眼窩下縁に2棘(涙骨と第3眼下骨の下縁)を有し、背ビレ13棘。尾ビレの後縁は少しくぼむ。大型は80センチ、7キロ以上

 

(右)良型アコウダイのダブルに口元が緩む。


 常棲域は水深500~600メートルだが、卵胎生で仔魚を産出する春先には浅めの350~400メートルに集結する。


 産出前後は荒食いし、数もまとまるので「釣期」とされているが、釣り自体は周年可能。釣り上げられると体内のガスが膨張してデメキンのように目が飛び出し、口から浮き袋を吐き出す。まれにガスが抜け素顔をさらす個体もある。


 故にアコウダイを筆頭としたメバル属とホウズキ属の複数種を総称して「目抜け」=メヌケと称する。


アコウダイ/テル岡本 関東では「犬吠崎から北で釣れるのがメヌケ、南がアコウダイ」という俗説があるが、標準和名「メヌケ」という魚は存在せず、現状筆者が銚子~鹿島沖で確認した「メヌケ」と称される魚はすべて眼窩下縁に2棘を有す、「アコウダイ」。

 

(右)アコウダイの眼窩(2刺がある)。


 「銚子以北はバラメヌケ」説も、標準和名「バラメヌケ」は茨城県平潟沖の水深500メートルラインで複数個体を確認しているが、同所では「アコウダイ」と「ヒレグロメヌケ」も混棲。同沖もこれより浅所では「アコウダイ」がメーンであり、「銚子以北ではアコウダイとバラメヌケが混棲する釣り場もあり、2種を区別せずにメヌケもしくはバラメヌケと称する」がベストアンサーだろう。

アコウダイ以外の「メヌケ」と称される魚

【バラメヌケ】……アコウダイの若魚と酷似するが、頭部背面に3条の暗色横帯、主鰓蓋骨に暗色斑を有す。眼窩下縁は無棘。背ビレは13棘。40センチほどの小型種とされるが、前出の平潟沖では4キロ級を複数確認済み。


【ホウズキ】……背ビレ12棘、眼窩下縁に3棘、眼窩上後縁に数棘を有す。尾ビレの後縁はくぼまない。アコウダイよりも体色の紅が強く、釣り上げた直後、紅白の縞模様が出る個体も。白目部分が赤い。若魚はアコウダイ釣りにしばしば交じるが、成魚はやや深みに生息する傾向があり、大型は3キロを超える。メヌケ類では本種のみがホウズキ属に分類される。

 

バラメヌケ/テル岡本ホウズキ/テル岡本

(左)バラメヌケ、(右)ホウズキ


【アラメヌケ】……「汚いアコウが釣れた」は、たいてい本種。体背側に黒褐色斑と斑点、頭背面に3条の暗色横帯を有する。眼窩下縁に3~7棘。東京湾口、相模湾、南紀白浜沖でも個体確認。


 研究により08年に日本産アラメヌケの学名が変更されたが、混乱を防ぐために標準和名の変更は見送られた。


【ヒレグロメヌケ】……国内では1970年に岩手沖で初採集~新種報告。種としては最若の最大級メヌケ。水深400~500メートルに棲み、アコウダイ釣りで混獲。シーズン1~2尾ながら相模湾からも十数キロが報告される。

 

アラメヌケ/テル岡本ヒレグロメヌケ/テル岡本

(左)アラメヌケ、(右)ヒレグロメヌケ


 07年、ベーリング海のタラトロール漁で漁獲された体長112センチ、体重27キロは耳石調査により100歳以上と判定されたが、同海域では過去これ以上の大物も確認されている。


 背ビレ13棘。背面に不明瞭な暗色斑を有する。背ビレ、腹ビレ、臀ビレ、尾ビレの後縁が黒く、眼窩下縁は無棘。


【アラスカメヌケ】……宮城県以北の水深150~300メートルに分布。40センチ程度の小型種。下アゴは上アゴより前方に突出し、先端に小突起を有す。ベーリング海産は北大西洋産の近似種タイセイヨウアカウオオキアカウオとともに「アカウオ」の名で流通。残念ながら筆者は未採捕。


 なお、東北では「紅アコウ」こと「オオサガ(&サンコウメヌケ)を「荒神メヌケ」と称すが、本種の詳細な解説は「ベニアコウ」の項にて。

 

【第20回 ~キンメダイ3~】

http://cho-raku.jp/contents/entry/16402

 

【釣行記事一覧はこちら】
http://cho-raku.jp/contents/choko_kiji/lists

乗るならこの釣り船!

桜井丸(さくらいまる)

≪魅惑の深場釣り!≫メヌケ乗合プラン

≪魅惑の深場釣り!≫メヌケ乗合プラン

高級魚であるメヌケを狙うプランです。水深300メートル前後を中心に狙うため、使用するオモリは300~500号。ゲストにはマダラなどが顔を出し、楽しめます。
あまり一般の方に知られていないメヌケ(目抜)とは硬骨魚綱カサゴ目フサカサゴ科メバル属の海水魚のうち、赤色の魚体を持ち、大きさは様々ですが最大で10キロを超えることもある魚。その味は脂が強く淡白でとても美味しく、料理法としては「あら汁」や「鍋」が有名です。水深200~1000メートルの深い海に生息するため、釣り上げられたとき、水圧の急激な変化により目が飛び出すことから、「目が抜け出る」という意味でメヌケの名がある。以前は惣菜魚の代表であったとされる「目抜類」であるが、大きいものである上に、値段も高いので、なかなか簡単に手が出なくなっている高級魚です。
[プランの詳細]

釣楽価格: 15,000円 / 人

釣楽ポイント: 1,500ポイント還元!

割引: ※お子様、女性、シルバー割引あり。予約時に備考欄へご記載ください。

 

茨城エリア鹿島新港

車: 東関東自動車道・潮来ICから約14km

電車: 鹿島神宮駅(JR鹿島線)

 

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