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第18回 深場釣りのススメ by テル岡本【LTキンメダイ1】

キンメダイ/テル岡本

手軽に挑戦できる「LTキンメ」良型が出る釣り場もある。

生態&ライトタックルについて

キンメダイ/テル岡本

キンメダイ
キンメダイ目キンメダイ科
Beryx splendens
分布: 釧路沖以南~インド・太平洋域。大西洋、地中海

右写真は上からキンメダイフウセンキンメナンヨウキンメ。鼻腔周辺で識別が可能だ。

 

 網膜が光を反射し、金色に輝く大きな目がその名の由来。釣り上げた直後はピンクがかった背の緋色と紫が射す腹の銀色のコントラストが美しいが、船上に放置すると店頭で見慣れた全身緋色に変わる。幼魚は背鰭の第2軟条が糸状に著しく延長するが、体長15~20センチで消失する。


 常棲域は水深300メートル以深だが、夜間はハダカイワシ、エビなどのエサを求め100メートル前後まで移動する。このことからも分かるように水圧の変化に対応し、海面でハリが外れると泳ぎ去る。口周りは比較的脆く、強引な巻き上げは禁物。大型は60センチ、3キロ以上となり、伊豆諸島新島沖の深所では4キロ超の記録もある。


 以前キンメダイと同一種として扱われていた「フウセンキンメ」はキンメダイに比べるとやや幅が広く、釣り上げた際に腹が膨れている。確実な識別点は鼻孔形状。キンメダイの後鼻孔は筋状に細いのに対し、フウセンキンメは楕円形で大きい。


 キンメに比べて体が側偏する「ナンヨウキンメ」はその体型からイタキンメ(釣りではこの呼称が一般的)、またはヒラキンメ。鼻腔下に牛の角のような鉤状棘があり、「角キンメ」の呼称も。キンメより小型で45センチ1.5キロが最大級。前述2種とは肉質が異なり食の評価が分かれるが、大型は脂が乗って美味。


 キンメは「冬」のイメージが相変わらず強いが、周年釣ることが可能な本種を他の釣り物が少ない時期に狙う地区が多いことによるもの。伊豆半島では年間通じて本種を看板に掲げる船宿が少なくない。筆者と某編集者で「Tシャツキンメ」と命名した夏場の釣りは海況が安定し、軽装で可能。入門者には最適である。


キンメダイ/タックル【タックル】……LTキンメ: 東京湾口沖ノ瀬、東伊豆富戸~八幡野沖、和歌山南紀沖などでは5~8本バリ、オモリ250~300号を使用する、いわゆるライトタックルでの釣り。


【ロッド】……全長2~2.3メートル。チューブラー素材のLT深海専用ロッド。お勧めはミヤエポックLTディープドラゴン220M」、アルファタックルディープインパクトTERUスタイルRT0」など。


【リール】……水深と縄切り禍を考慮し、水深の2倍、PE6号700メートル以上のキャパシティが必要。多板式ドラグと釣力コントロール機構を搭載したミヤエポックコマンドAT-3JPC」、「ディープマスターAT3」がベストマッチ。


【仕掛け】……ハリ数5~8本のベーシックな胴突き仕掛け。ハリは細地ムツ15~16号か、特殊形状でムツクロシビカマススミヤキ)の鋭い歯によるチモト切れを防ぐホタバリ16号がお勧め。

 ハリス8~10号70センチ~1メートル、ミキイト12~16号1.5~1.8メートル。ステイトは8号を1~1.5メートル程度。既製品はミヤLT深海キンメ&アカムツ仕掛け。入門者にもさばきやすい5本バリ、広範囲を探れる8本バリの2種がある。上端には小型ヨリトリ器具。赤色発光体が有効だが、サメサバ縄切り魚が多い場合はサイズや光量をダウンするなど、フレックスに対応する。


【深海バケ】……フジッシャー毛鈎ホタ16号か、ミヤフラッシャー深海バリ16号を勧める。紫系がオススメだが、定番の橙、緑や低水温時に強い赤やピンク、高水温時に効く水色など、各色用意しておけば万全。


【エサ】……短冊は幅1センチ、長さ12~13センチ程度にカットし、中心線上のなるべく端をチョン掛け。ニッコー化成のイカゴロエキス配合擬似餌、スーパーイカタンスーパーイカタンBIGも同様にハリ掛けする。

底たたき維持してアタリ待つ

【実釣テクニック】……エサ付けを済ませた仕掛けは順序よく船縁に並べ、投入の合図を待つ。船縁磁石がない船ではフックキーパーなどを持参すればベター。船長の合図に従い、オモリを軽く前方に放り投げる。この際に注意すべきは次の3点。

 

  1. 仕掛けの絡みや自らの足によるミキイト部の踏み付けなどがないことを確認。
  2. オモリを投げる時、船縁から身を引き、仕掛けから離れる(ハリが衣服や手に引っ掛かる可能性あり)。
  3. 仕掛けすべてが海中に入ってからスプールをサミングしつつクラッチを切り、スプールフリーにする(フリーで投入するとヨリ取り器具やチェーンの重量でミチイトが先に出て手前マツリ、投入ショックでバックラッシュの可能性などがある)。

 オモリが着底したら一旦海底を離れるまで巻き上げて(竿先が大きく曲がってから戻る)完全にイトフケを取り、再度着底させる。ここからが本当のタチ取り。ウネリによる上下動でオモリが海底をトントンたたく状態を設定すべく、海況、釣り座、ロッドアクションなどの条件を考慮して50センチ~1メートル程度巻き上げる。その後もこまめに底を取り直し、底たたきを維持してアタリを待つのが基本だが、船長の指示があればそれに従う。


 エサの動きにより大きな変化を持たせるなら、時に2~3メートル巻いて落とすイレギュラーなアクションを織り交ぜればいい。クラッチのON・OFFと瞬動巻上を駆使すれば、あえて手持ちで誘う必要はない。


 カケアガリを流れると順次水深が浅くなり、オモリが海底に着いてラインにたるみ(イトフケ)がでる。岩礁底で放置すれ根掛かりするので、素早くイトフケを除く。逆に下って深くなれば仕掛けは宙ぶらりん。とんでもない上層を釣らぬよう、海底をたたく竿先のサインが消えたらクラッチを切ってオモリを着底させ、底ダチを取り直す。


 アタリは明確かつシャープ。基本はそのまま、食い上げるようならハリ間隔分ずつ、海底が「かけ上がる」ならイトフケ分ずつ順次巻き上げながら追い食いさせる。「巻き上げ自由」ならころ合いを見計らい、「船長指示に従う」なら合図を待って巻き上げ開始。口元が脆くバレやすい、水圧変化に強く海面下まで抵抗し外れると泳ぎ去る、の2点を念頭に巻き上げはドラグを十分効かせた低速気味設定が基本。


 強引はもちろんだが、遅すぎや緩急付けたリーリングも厳禁。一定スピードとテンションで巻くことを念頭に置き、ウネリで船が上がった際や魚が引き込んだ時に巻き上げが滞る程度のドラグ設定をする。この時スプールが逆転するようだと、かえって「外れ」の原因となる。ウネリが大きい際にはキーパー仰角を下げ、ロッドを水平に近付けて復原力を抑える。口切れを防ぐテクニックだ。


 取り込みは不用意に抜き上げず、タモのアシストを。1~2尾のハリ掛かりなら取り込みながら仕掛けを船縁に並べることもできるが、連なった場合は一旦仕掛け全体を重ならないよう、船縁と並行に取り込み、ハリを外しながら並べていくのがスムーズだ。


 ハリスやミキイトに傷がないか、ハリ先が甘くなっていないか、素早くチェック。エサ付けを済ませて振り出しに戻る。後は最初から繰り返せばいい。

 

【第19回 ~キンメダイ2~】

http://cho-raku.jp/contents/entry/15837

 

【第17回 ~キチジ2~】

http://cho-raku.jp/contents/entry/15135

 

【釣行記事一覧はこちら】

http://cho-raku.jp/contents/choko_kiji/lists

 

政一丸(まさいちまる)

ほぼ周年で深場の高級魚『キンメ』狙いで出船中の政一丸さん。『キンメ』は何より食べて美味しいのが魅力。刺身はもちろん、煮魚やしゃぶしゃぶにしても最高です。当然ポイントを熟知しているので、グルメ派の人にオススメです!

政一丸(まさいちまる)

高級魚★キンメ釣り乗合プラン

釣楽価格: 19,000円/人

東伊豆エリア伊東港
車: 伊豆スカイライン・亀石峠ICから約12km
電車: 伊東駅(JR伊東線)

辰丸(たつまる)

ぜひ新島沖のブランドキンメ釣りをやってみてください! 竿・リールのレンタルも無料でお得です。仕掛けの販売もありますし、釣りのあとは、併営の民宿で大浴場に浸かるのはいかがでしょうか?

辰丸(たつまる)

新島沖ブランドを狙う★キンメ釣りプラン

釣楽価格: 18,900円/人

南伊豆エリア南伊豆小稲
車: 修善寺道路・修善寺ICから約60km
電車: 伊豆急下田駅(伊豆急行線)

三昭丸(さんしょうまる)

少々コワモテの船長ですが、釣らせることに一生懸命。将来の若船長が助手として乗船している。港で見送り&迎えてくれる女将さんのファンも多いです!

三昭丸(さんしょうまる)

≪新島沖/大型狙い≫キンメ釣りプラン

釣楽価格: 19,400円/人

南伊豆エリア下田須崎港
車: 修善寺道路・修善寺ICから約56km
電車: 伊豆急下田駅(伊豆急行線)

第十八天光丸(てんこうまる)

スタッフもよく釣行する船宿の一つです。大型船とは言えませんが、船長との距離が近いので初心者一人で行ってもOK。小人数で仕立てやすく、グループ釣行も楽しいと思います!

第十八天光丸(てんこうまる)

スロージギングでキンメ&高級根魚を狙おう!乗合プラン

釣楽価格: 15,000円/人

新島沖のブランドキンメを狙おう!みんなで仕立プラン

釣楽価格: 95,000円/隻

南伊豆エリア下田須崎港
車: 修善寺道路・修善寺ICから約56km
電車: 伊豆急下田駅(伊豆急行線)

 

 

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